失敗しない天井材の選び方
家づくりにおいて最初に思い浮かべるのは、こんなキッチンで料理がしたい、一日の終わりにはこんなバスルームで疲れを取りたいな、なんて水回りの設備をどれにしようかあれこれ考えたり、フローリングは憧れの無垢材を取り入れたい、インテリアはこうしたいと考える方が多いと思います。注文住宅のいいところは一つ一つ自分たちでこだわりをもって住宅づくりを進めていける事ですが、長い道のりなので途中で息切れしてしまうことも。
壁紙や天井材を選ぶ頃には、もう誰かに決めてほしいなーなんて思いに駆られるかもしれませんね。
だけど、天井や壁紙も家の印象を大きく左右するものですし、ひいては居心地の良さにも繋がります。せっかくの注文住宅なので、時間がなく適当に選んで失敗した、なんてことがないように床材を決める時に併せて考えておくと後々楽ですよ。
今回は天井材の選び方についてご紹介していきたいと思います。
クロス
クロスには、ビニールクロスや紙クロス、織物(布)クロスなどがあります。特に多く用いられているのはビニールクロス。
汚れ防止加工や防カビ、抗菌、耐水性、ペット対策などを施した機能的な商品も数多くみられます。
紙クロスは、パルプを原料とする洋紙にプリントやエンボス加工を施したもの、和紙、月桃紙、一年草のケナフなどを原料としたものなどがあります。
織物クロスは、平織り、綾織、不織布などの種類があり、温かみのあるテクスチャーや重厚感が特徴です。
木質系
自然素材のひとつである木材を天井仕上げに用いるケースもみられます。木材を取り入れることで室内に温かみが生まれますし、無垢材であれば、素材感だけでなく調湿性なども期待できます。また、天然木を薄くスライスして合板に貼った天然木化粧合板や天然木の木目をプリントして貼り付けた化粧シートタイプなどもあります。
漆喰(しっくい)壁
消石灰に砂と糊などを混ぜて土壁の上に塗るもので、滑らかな表面が特徴。耐久性、調湿性、断熱性、防火性などに優れています。
珪藻土(けいそうど)
海や湖などに生息する植物プランクトンの死骸が堆積して出来た土層から採取されるもの。多孔質である(多くの小さな穴を持つ)ため、吸放質性、保温性、断熱性に優れます。
仕上げパターンや色柄、施工性を高めたタイプなどの商品もみられます。
プラスター
鉱物質の粉末と水を混ぜたもので、純白の仕上がりが特徴。石膏を主成分にした石膏プラスターや作業性の良いドロマイトプラスターなどがあり、西洋漆喰とも呼ばれます。
取り入れる居室の使用目的や空間デザインにもよりますが、一般的には、床→壁→天井と、上にいくにつれ明るい色合いに、もしくは壁と天井を同色にするとバランスが良くなると言われています。そのため、天井を高く、空間に広がりを感じさせられる、白や明るいベージュ系が主流です。
一方で、色が濃い目の天井は落ち着いた雰囲気を生み出します。
ベッドルームなどリラックスする空間ではに少し暗めの色合いを選んでも良いでしょう。
トイレや子供室なら、遊び心をもったコーディネートも楽しいものです。
いかがでしたでしょうか。
天井材を決める際の参考にしてくださいね。
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2021年02月16日 13:00