ランドリールーム 設置の注意点
ランドリールーム・洗濯室をつくる際に考えるべきポイント
家事効率が向上するランドリールームですが、動線や家電・収納の配置場所など間違えると、かえって不便になってしまいます。
洗濯をするのが家族内で1人なら「自分だけの動線」でOKですが、夫婦や親子など複数の人が作業する場合、他に人にとって使いにくくならないよう、汎用性の高いつくりにするのがいいでしょう。
また、役割を増やしすぎて、むやみに広くならないように注意したいです。
家事をこなす為に必要な空間だったとしても、他の家族はその分をリビングやプライベートスペースに充てたいかもしれません。
今回は使いやすくて快適なランドリールームをつくるためのポイントをご紹介します。
風通し
通風をしっかりと考慮する。窓・換気扇をきちんと計画しないと、なかなか乾かなかったり、生乾きになることも考えられます。窓は2か所以上が基本で、窓の大きさよりも風が抜けていく配置が重要です。
風通しのよさ、動きやすさを考えると3帖以上の空間を確保することをお勧めします。
またランドリールームの扉を引き戸にすると開けっ放しにしやすく、風の通り道を確保しやすくなります。
昼間の日当たりの良さや風通しの良さを兼ね揃えている場所は、ランドリールームだけでなく、リビングや子ども部屋にも適しているもの。家族とも話し合い、何を優先すべきかを考えましょう。
生活動線
ランドリールームは、洗濯からアイロンがけまでを完結させる部屋ではありますが、実際には洗濯中に他の家事をしたり、アイロンがけを終えた洗濯物をクローゼットに片付けたりと、他の部屋へも出入りするものです。
また昼間だけでなく、夜に洗濯機を回すことがある場合は、寝室の隣を避けるなど個別に注意しなければいけない部分も出てきます。
ランドリールームは、どの部屋の隣に設置するのが正解といった答えはありません。普段の家事の流れ、家族の動きの流れを確認した上で、設置場所を考えることが大切です。
日本でもランドリールームのある家庭が増えてきています。ランドリールームがあれば家事が効率的に回り、家事の時短にもなり負担も減ります。
あなたの家庭でもランドリールームを増築すると家事もスムーズになり、ますます家が好きになるでしょう。