家づくりのダンドリ その3
前回は家づくりに関して土地の申込の流れまでお話させて頂きました。今回は本設計の依頼からローンの正式申込までの流れを紹介したいと思います。
本設計の依頼
数社見積もりを取った中から、値段や仕様、家のテイストなど総合的に判断して気に入った一社を選定します。依頼先が決まったら他の会社には断りの連絡を入れておきましょう。決定した建築会社とプランの詳細や変更してもらいたい箇所を伝えて最終間取り案を固めていきます。
また、キッチンや水回りの設備、床や壁の仕上げ材などショールームで実物を確認しておくと良いでしょう。
システムキッチンと一言で言っても各種メーカーによって強みやこだわり、価格も異なりますので自分の目で確かめてから決めることが大切です。
また予算の範囲内で収まるように導入する設備や建材などもここで調整していきます。
工事請負契約
最終プランが決まったら工事請負契約を結びます。契約書と約款、図面、仕様書、見積内訳書などは契約締結の数日前には貰って内容をチェックしておきましょう。
チェックするポイントとしては
・価格や仕様に未決の項目がない
・工期が延期する場合の取り決めが明記されている
・設計変更などで代金に変更が生じた場合の算出方法の記載がある
・違約金や契約解除に関する取り決め条件がある
などが挙げられます。
他にも契約書を確認して疑問に感じたこと、不明点があれば契約前に明確にしておきましょう。
建築確認申請
建築会社に建築確認申請を提出してもらいます。プランが法律の基準を満たしているかをチェックしてもらいます。
これ以降の大きな設計変更は再度申請が必要になる場合があるので要注意です。
ローン正式申し込み
金融機関でローンの本審査を受ける
本審査時に提出する主なものは住民票、印鑑証明書、本人確認書類や実印、源泉徴収票などがあります。提出書類は借りる人や金融機関によって異なってきますので、事前に確認しておきましょう。
また、建築会社には工事請負契約書や建築確認申請書を用意してもらう必要があります。
今回の家づくりのダンドリのお話はここまで。
次回はいよいよ最終回。
工事着工から引き渡しまでの流れをご紹介します。
2020年11月16日 11:16