家づくりのダンドリ その２
前回は何から始めていいか分からない家づくりの大まかな流れ【情報収集・要望整理・予算計画】についてお話させて頂きました。実際に土地や建築会社を探す前段階のダンドリといったところでしょうか。
今回は土地探しから建築会社の選定についてどのような流れで進めていけばよいのかご紹介させて頂きたいと思います。
土地探し
まずは住みたいエリアを決め、通勤や通学にかけられる時間を家族から要望として聞き取ります。また、駅近が良いのか子育てしやすい環境が良いのか、意見を出しながらエリアを絞っていくと良いでしょう。
候補の土地が見つかれば、契約する前に建築会社に一度相談してみましょう。
希望エリア内での条件に合った土地であっても、建蔽率や高さ制限などの建築規制があると希望の家が建てられない可能性があります。
素人では分からない敷地条件や擁壁の要・不要など確認してもらうためにも一度現地でプロに確認してもらうことがベストです。
また候補の土地は一度だけではなく、昼や夜、平日や休日など条件を変えて観に行くことが大切です。日当たりや、人通り、騒音など、どのように違うのか確認しておきましょう。
建築会社選定
インターネットなどで事前に自分好みの家のテイストを探し、その家を建築している設計事務所や工務店を探しておきましょう。家の雰囲気、予算などを踏まえて3社程度に絞り込みをしておき、建築会社に間取りのプランニングと見積もりを依頼します。
見積もりは1社だけしか取らないという人もいますが、同じ仕様で建物を建てた場合でもハウスメーカーや工務店、または設計事務所など、どこで依頼するのかで値段は大きく変わりますので、手間を惜しまず相見積もりを出してもらうと良いでしょう。
見積書の書き方は会社によってバラバラなので、分からないところは質問して疑問点を解消していきます。
土地の申込み
候補地に、予算内で希望する家が建てられることが分かれば、不動産会社に土地の申込をします。土地購入でローンを利用する場合は単独で住宅ローンは使えないので、住宅ローンが実行されるまでの間に「つなぎ融資」を受けるのが一般的です。
借入期間は短いのですが、金利が住宅ローンに比べて高いので注意が必要です。
また土地の申込金は現金で必要となりますので不動産会社に確認しておきましょう。
今回の家づくりのダンドリはここまで。
次回は設計から工事までお話したいと思います。
2020年11月13日 14:36
